越前屋、お主も悪よのう

WEB屋の日常。

*

多くのWEB屋が忘れていること

      2009/01/10

Chromeはなぜ速いのか
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200812/22/chrome.html

Chromeは確かに速いです。私もWindowsで仕事をする時はデフォルトに設定して、プレビューから校正を含む検証を全てChromeに任せ、格段にスピードがあがりました。Mac版が出たら迷わずsafariから乗り換えるでしょう。

ただ重要なのはなぜChromeが速いのか?ではなくて、なぜgoogleは速いChromeを作ったのかです。

以下、上記記事から引用。

メイヤー氏は、Googleマップでは、Webページを100KBから70~80KBに減らしたことで翌週にトラフィックが10%、その後3週間で25%伸びたことがあるとも指摘する。
言うまでもなく、グーグルは収益のほとんどを広告でまかなっており、それはトラフィック量に比例する。だからグーグルにとって、スピードを稼ぐことは価値を生む行為そのもので、それは収益最大化という企業の論理からも正当化できるリソースの投下方法なのだ。ユーザーはページが重いとか遅いなどと文句は言わない。たぶん少しぐらい遅くなっても気付きもしない。単に来なくなるだけなのだ。

ブロードバンドの普及を逃げ道にして、WEB屋はリッチなコンテンツを作り、システム屋はアクセスログを2重3重に取り、広告屋はありとあらゆる場所にjavascriptを埋め込み、顧客の時間を奪って、最後に自分の仕事まで失ってしまう。

今WEB屋に必要なものはダイエットと、応答性のよいソース作り。
お払い箱になる前にもう一度、自分の仕事のクオリティを見直す時期に来たと思う。

Google Chrome – ブラウザのダウンロード
http://www.google.com/chrome/

 - web屋