THIS IS IT 再々上映は立川シネマ・ツーで
2015/09/27
20/06/19から THIS IS IT の再々上映が始まります。
ほとんどの方が2回目の鑑賞となるでしょうから、映画館にもこだわってみてはいかがでしょう?
ファーストラン、セカンドランとIMAXを含めて関東近県の映画館で THIS IS IT を観させていただいた結果、再々上映を観るなら立川シネマ・ツー。正直、スタンディングではもう少し音量が欲しかったのですが、通常では満足のいく音でした。
さらに今回の再々上映にあたって音響調整をするとのこと。その現場に、幸運にも立会うことができました。
2010/06/12(土) 23:00、約40名のレポーターというかMJファンが集結。
Meyer社のセンタースピーカーの前で、音響プロデュースの井出裕明さんが音響調整の狙いを説明。ちなみに通常の映画館では音響は音量の調整ぐらいしかできないようです。
今回は、マイケルの横方向(フレンドリー・謙虚さなど)に加え、今回は縦方向(天から降ってくるような歌声・手が届かないような高貴さ・才能など)を感じてもらえるようにしたいなど。
とても豊かな言葉で音を表現される姿にメロメロです。
その後、オリジナル、最初の調整、スタンディングと聴き比べ。オリジナルは低音がくぐもっていますね、それでもココ(立川シネマ・ツー)は音がいい。
合間に質疑応答がありましたので、欲張って3つほど質問させていただきました。
1. IMAXと普通の劇場では音源は違うのか? →わからない
2. 低音がこもっていると感じるオリジナルの意図は? →マイケルのグルーブ感を出したかったのでは?
3. リハーサルの音以外にスタジオで音を重ねているのか? →してないのでは。ミュージシャンが凄い。
改めて質問内容を見たら、音響調整と関係ないことばかり!井出さん、ごめんなさい。
3種聴き比べが終わったところで前半、後半に分けて音響調整スタート!すでに押してます。
スクリーン下のセンタースピーカー。すべてのスピーカーにアンプが内蔵されていて、余計な劣化を防いでいます。
スクリーン横のサイドスピーカー。これだけでも音量的には十分とのこと。
劇場サイドのサラウンドスピーカー。THIS IS ITはサラウンドも含めた音作りがなされているようなので、重要な役割。今回の調整の肝。
色々と試行されていたようですが、キックをソリッドにしてビートを出し、ベースを強調、上物の定位感を出し、高音の補正、などをすることによって、ボーカルが自然に前に出てくるようなセッテングに感じられました。
すでに夜中の3時をまわってますが、いよいよ通しで上映です。
オープニング、ダンサーのコメント途中で音量が上がったあああ、オルテガの声が響いて、ミラーマンの中からマイケルが登場~~~~、大・爆・音!
コンサートやライブハウスでベースが内臓を震わせる、あんな感じで、前回のスタンディングより音量上がってます。
音の輪郭が明確になったことで、今まで聞こえなかったブレスやマイクを直す音。
マイケル・ジャクソンの音作りの特徴である、サンプリング(ガラスの割れる音、叫び、銃撃など)が左右から刺ささってきます。
仕事を成し遂げた井出さんの笑顔。
素敵なサウンドをありがとう&お疲れ様でした。
オルテガさんに観に来てもらいたいですね。
下記サイトに、もっとまともなレポート載ってます~
THIS IS IT || CINEMA CITY&CINEMA TWO
http://cinemacity.co.jp/ivent/3rdthisisit.htm
立川シネマシティ&シネマ・ツー
http://cinemacity.co.jp/